【要点】
- 樹脂製バックドアでも、純正配線ハーネス(6ピン)が装備されており、未装備車でもカメラケーブルの引き込みは可能。
- 最大の難所は「バックドア内のコネクタへの接点挿入」「蛇腹(ブーツ)内のケーブル通線」の2点。
- 社外カメラ用の変換ハーネスを利用すれば作業工数とリスクを大幅に低減できる。
【1. 樹脂製バックドアの構造と配線ハーネスの確認】
ダイハツ純正ナビ装着用アップグレードパック非装備車でも、バックドア内には以下の6ピンコネクタが存在し、カメラ用配線がリアゲート出口まで来ています。
- **6ピンコネクタ(ハウジング部品番号:08606-K2022)**
- ケーブル色:黒(映像信号)、濃い灰色(シールド)、緑/薄灰(電源+/-)
コネクタのオス側コンタクトは未装着のため、自前でコンタクト(住友電装TSシリーズ・型番8100-3627相当)を用意し、ハウジングに圧着挿入します。
【 2. コンタクト挿入までの手順】
1. バックドア内装パネルを外し、6ピンコネクタを露出。
2. ハウジングの空きスロットに、社外カメラ付属ケーブルを分解して圧着済みコンタクトを挿入。
3. テスターで各線(信号線・シールド・電源)の極性を確認し、カメラ側ケーブルと接続。[^1]
【 3. 蛇腹(ゴムブーツ)内への通線方法】
樹脂の車体側ブーツはケーブルが通りにくいため、以下のテクニックが有効です
- 75Ω同軸アンテナ線を先に通す
- 先端に3.5mmプラグ部をセロテープで仮固定し、アンテナ線を引いてプラグ部を通す
- ブーツ内のハウジングは分解可能なので、分解してから通線すると容易
【 4. 車内への配線ルートと電源取得】
- 映像信号線(RCA)は車内左ドア下を通し、ナビ裏まで引き込む。
- 電源線はリバースランプ信号を利用し、オーディオ裏のハーネスから+線を、車体アースから-線を取得。
- 配線は内装パネルを剥がしながらステップベイ、ピラー裏を経由して引き回す。
【5. 変換ハーネス/アダプター活用例】
DIYが難しい場合、以下の汎用変換ケーブルを利用して配線工数を削減可能です:
| 製品名 | 適合車種 | 価格例 | 備考 |
| :-- | :-- | :-- | :-- |
| バックカメラ変換配線 TR-117 | ムーヴ LA150S/LA160S H29/8~ | 約9,900円| パノラマモニター対応純正ナビ用 |
| RCA026T 汎用社外ナビ用変換アダプター | ムーヴ LA150S/LA160S H29/8~ | 約2,980円 | 社外ナビ後付け用 |
| 純正バックカメラハーネス 社外ナビ変換キット | ムーヴ LA150S/LA160S H28.7~H29.7 | 約2,138円| ダイハツ純正品相当 |
これらを使うことで「コネクタ加工」「通線作業」の両方をほぼ不要とし、取り付けを格段に簡略化できます。
【 6. 取り付けポイントまとめ】
- **内装外し**:リアゲート内装はフックを90°回転させると脱着可能。
- **コンタクト部品**:住友電装TSシリーズ(非防水)8100-3627相当を流用。
- **通線ツール**:75Ω同軸ケーブル+セロテープによる引き込みが定番。
- **防水シーリング**:カメラ穴開け後は必ずシーリング剤で防水処理。
- **電源配線**:リバースランプ線から+、ボディアースから−を分岐して確実に接続。
【結論】
樹脂製バックドアでも、純正6ピンハーネスを活用すればバックカメラの取り付けは可能です。DIYに慣れた方はコネクタ加工+通線テクニックで、初心者~時短希望者は市販の変換アダプターを活用して、安全かつ効率的に取り付けてください。
参考リンク
LA150Sムーヴカスタムのバックカメラについて(価格.com)
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