2026年2月13日金曜日

【ノイマン】常識や道徳は常に疑え。凡人が天才に変わる「悪魔の思考法」

 

道徳や体裁を横に置き、「もし自分が冷酷な合理主義者ならどう行動するか」を計算してみることが大切。こうすることで、誰がどこで得をし、どこに損が押し付けられ、ルールのどこに歪みが生まれているかが、はっきりするのだ。そのうえで初めて「それでも自分はどこに線を引くか」を意識的に選べるようになる。


1.感情と計算を切り離す:迷っていることを1つだけ選び、頭の中で「冷酷な計算機としての自分」と「感情を持つ自分」を分けて登場させてほしい。最初に計算機として利得と損失だけを見て結論を出す。次にその結論を見たとき自分の感情がどう反応するかを観察する。この2段階を1度だけでも実行すれば、感情と計算が混ざった状態よりも判断の構造がはっきり見えるはずだ。


2.選択肢ではなく構造を見る:今、直面している選択を1つ思い浮かべ、その選択肢が生まれているルールを探ってみてほしい。「誰が得をし、誰が損をし、この提案は誰にとって都合が良い構造になっているのか」と頭の中で問いを立てる。その問いを通して、構造を一度でも意識すれば、次に同じような場面に立った時、君の視線は自然と奥行きを持ち始めるはずだ。


3.期待値で現実を評価する:何かを選ぶ前に「この選択を10回繰り返したら、平均して自分はどこに立っているか」と一度だけ想像してみることだ。そのイメージを頭の中で描いたうえで、今の気分ではなく、その平均的な位置を基準に判断してみてほしい。この手順をとれば、単発の快楽や恐怖ではなく、長期の期待値を軸にした決断へ思考の重心が少しずつ移動していくはずだ。


4.前提を疑い続ける:最近、負担や不満を感じている状況を1つだけ思い浮かべ、「この状況はどんな前提に支えられているか」を頭の中で3つほど言葉にしてみてほしい。そのうち1つでいいので、「もしこれが絶対ではなかったら、自分はどんな動きを取りうるか」と静かに想像してみる。この操作を一度でも行えば、君の思考は、与えられた選択肢だけを見る状態から、条件そのものを検査する段階へと少しだけ進むはずだ。


5.他人の合理性を仮定する:最近、君が「理解できない」と感じた他人の行動を1つ思い出し、「もし自分がその人の立場なら、何を守るためにそう動くだろうか」と静かに想像してみてほしい。」そのとき出てきた利得の仮説をもとに「では次に自分はどんな一言を足すと相手の合理性とぶつからずに済むか」を頭の中で組み立ててみる。この操作を一度でも行えば、君の視線は性格の評価から、利得の構造と合理性の読みへと確かに一段進むはずだ。


6.情報の差で優位を取る:今、迷っていることを1つだけ選び、「自分は何を知らないせいで迷っているのか」を頭の中で1つに絞ってみてほしい。そのうえで、「もしその1つが分かっていたとしたら、自分の選択肢はどう変わるか」を静かに想像する。最後に、その情報に少しでも近づくために今日できる質問や観察を1つだけ決めてほしい。この手順を踏めば、情報の差を偶然に任せるのではなく、自分で設計する感覚がわずかに育ち始めるはずだ。


7.損切りと集中を冷酷に選ぶ:今、自分が時間や注意を注いでいるものの中から、「労力に対して見返りが薄いと感じているもの」を1つだけ選んでほしい。その対象について「今ここで終える場合」と「このまま半年続ける場合」の2つの未来を頭の中で並べて眺めてみる。そのうえで「どちらの未来の方が自分の全体の構造にとって合理的か」を感情ではなく、期待値で判断してみてほしい。この操作を1度でも行えば、君の中に「何を守るために何を切るか」を考える軸が確かに芽生え始めるはずだ。


明日、何か小さな選択に迷ったとき、まず頭の中で感情を横に置いた冷酷な自分と価値観を持つ自分を分けて登場させてほしい。冷酷な自分に、利得の構造と期待値だけを計算させ、その後で、価値観を持つ自分がどこに線を引くかを静かに決める。このとき、どの案を選んだかよりも、自分が何を優先し、何を捨てたか、その基準を一行で言い表せるかどうかだけを確認してほしい。この手順を一度でも経験すれば、君の中で、善悪と合理、それぞれの居場所が分かれ、迷い方の質が確かに変わり始めるはずだ。

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