2022年10月4日火曜日

混同行列の表示(SONY NNC)

SONY NNCで自作データを読み込んで、機械学習させていたが、評価タブで出力結果は表示されるものの、混同行列を表示させるされなかった。

調べたところ、ファイルの設定を以下のようにしておかないと混同行列が表示されないとのこと。

以下、SONYの小林さんの説明。

現状Windows版では、評価データに全てのクラスのデータが含まれていない条件ではConfusion Matrixを表示することができません。

正しくConfusion Matrixを表示するために、以下をご確認いただければと思います。


・データセットにおける変数yが0から始まる連続したIndexで与えられていること

・例えば20クラス分類であれば、0~19の値になっていること

・評価データに全てのクラスのデータが含まれていること

・20クラス分類の場合yの列に0~19の値全てが含まれていること

・ネットワークの出力クラス数が正しく設定されていること

・最後のAffineの出力ニューロン数がデフォルトの1,000クラスや100クラスから、実際に分類を行うクラス数(20クラス分類の場合20)に変更されていること


(以下は今回のケースでは該当しないかと思われますが、念のため記載しています)


・2値もしくは多値分類問題であること

・Confusion Matrixはその役割上2値もしくは多値分類問題でのみ表示することができ、回帰、画像生成などその他の問題では表示することはできません

・評価タブにおける評価結果として、評価対象の変数と、評価対象の変数に「'」がついた名前の変数が出力されていること

・例えば変数yの評価を行うのであればy'が出力されていること

・自分で設計したネットワークをExecutorのネットワークに指定している場合、最後のレイヤー名をy'にして変数y'が出力されるようにする必要があります

・2値分類の場合は評価結果の変数が1次元の確率、あるいは2次元の確率あるいはスコアであること

・例えばy'が1次元の確率か、2次元の確率あるいはスコアであること

・多値分類の場合は評価結果の変数がクラス数と同一であること

・例えば20クラス分類である場合はy'も20次元(y'__0~y'__19)であること

参考リンク:NNC Windows版で混同行列が表示されない件について

0 件のコメント:

コメントを投稿