2025年5月12日月曜日

PSE法について

 日本における電気用品安全法(電気用品安全法、Denan法)は、電気用品の安全性を確保し、消費者や環境への危害を防止することを目的とした法律。2001年に施行され、PSE(Product Safety Electrical appliance & material)マーク制度を中心とした規制を定めている。

1. 法律の目的

電気用品による感電・火災・その他の事故を防止する。

製造・輸入・販売事業者に安全基準の遵守を義務付け、消費者の安全を確保する。


2. 規制対象となる「電気用品」

特定電気用品(116品目):特に危険性が高い製品(例:電源コード、コンセント、変圧器、特定の家電)。

非特定電気用品(341品目):比較的危険性が低い製品(例:一部の照明器具、小型家電)。


3. PSEマーク制度

特定電気用品には「菱形PSEマーク」、非特定電気用品には「丸形PSEマーク」の表示が義務付けられます。

輸入品を含め、日本国内で販売する全ての電気用品が対象です。

PSEマーク:国や試験所の許認可ではなく、事業者が自らの責任で表示するもの

(出典:中部経済産業局ホームページ faq200114)


4. 事業者の義務

製造・輸入事業者:

・技術基準(省令で定める安全性・EMC要件)への適合確認。

・自主検査または第三者認証の取得。

・PSEマークの表示と事業者情報(名称・連絡先)の明記。


販売事業者:

・PSEマークのない製品の販売禁止。


【PSE法に当てはまるかどうかの判断基準】

1.「電気用品かどうか?」の確認

→商用電源(100V/200V)や電池で作動するかどうか

(例外:医療機器や無線機器などは、別途、薬機法や電波法で規制されます)


2.対象品目に含まれるかどうかの確認

・特定電気用品(116品目)

・非特定電気用品(341品目)

・電気用品であり、かつ、上記の電気用品に含まれない場合は「一般的な安全基準」を満たすようにする

EMC試験:放射エミッション試験と放射RFイミュニティ試験

 ✅ 放射エミッション試験(Radiated Emission Test)

● 目的:

機器から空間に放射される電磁波(ノイズ)が規定値以下であるかを確認する。

● 測定対象:

機器が動作中に、意図しない高周波ノイズ(30 MHz~1 GHz程度、またはそれ以上)を空間に放射していないかを測定。

● 試験方法の概要:

・電波暗室またはシールドルームで実施。

・測定用アンテナ(例えばバイコニカルアンテナやログペリオディックアンテナ)を使って、機器から一定距離(3m、10mなど)離れてノイズレベルを測定。

・試験機器は実際の使用状態に近い状態で動作させる。

・スペクトラムアナライザなどを使用して、周波数ごとの電界強度を測定。

● 規格例:

CISPR 22(情報技術機器)

CISPR 11(産業・科学・医療機器)

J55022(日本版CISPR 22)


✅ 放射無線周波イミュニティ試験(Radiated RF Immunity Test)

● 目的:

機器が外部からの無線周波電磁波にさらされたときに、誤動作せずに正常に動作できるかを確認する。

● 試験対象:

外部からの高周波電磁波(通常80 MHz~1 GHz、または2.7 GHz程度まで)を受けたときの機器の動作の安定性を確認。

● 試験方法の概要:

・電波暗室やGTEMセル(Gigahertz Transverse Electromagnetic Cell)で実施。

・放射器(アンテナ)から機器に向けて一定の強度(例:3 V/m、10 V/mなど)のRF電磁波を照射。

・機器が誤動作や性能劣化をしないかを確認。

・水平・垂直偏波で照射し、さまざまな方向からの影響を評価。

● 規格例:

IEC 61000-4-3(代表的なRFイミュニティ試験の国際規格)



EMC試験:(Electromagnetic Compatibility:電磁両立性)試験

 EMC(Electromagnetic Compatibility:電磁両立性)試験は、電子機器が他の機器に電磁的な悪影響を与えず、逆に他の機器からの電磁的影響にも耐えられるかを確認するための試験です。このEMC試験は大きく 「エミッション試験(放射・伝導)」 と 「イミュニティ試験(耐性)」 に分かれます。


✅ エミッション試験(EMISSION TEST)

目的:機器が外部に放出する電磁ノイズが規定値以下かを確認する。

対象:他の機器に干渉しないこと。

試験内容:

伝導エミッション試験:電源線や信号線を通じて放出されるノイズを測定。

放射エミッション試験:空間に放出される電磁波(RFノイズ)をアンテナで測定。

例:家電製品やパソコンが電源コードや筐体から出すノイズの強度を測定。


✅ イミュニティ試験(IMMUNITY TEST)

目的:外部からの電磁的な妨害に対して、機器が正常に動作できるかを確認する。

対象:電磁ノイズに対する耐性。

試験内容:

静電気放電試験(ESD)

放射無線周波(RF)イミュニティ試験

ファストトランジェント/バースト試験

雷サージ試験

電圧ディップ・瞬断試験

例:雷が落ちたときのサージ電圧でも電子機器が誤動作しないかを確認。

DNA配列ナノポア


 参考リンク:PDBJ入門 今月の分子 261 DNA配列ナノポア

2025年5月10日土曜日

Oxford nanopore technologies:How nanopore sequencing works

 
Oxford nanopore technologiesという次世代DNA シーケンサーを開発している会社。

長いDNA鎖をそのまま読み込めるので将来が期待されます。

【40.50.60代要注意】絶対当てはまるな!人間性が低い人の特徴8選【ゆっくり解説】

 
人間性が低い人の特徴(人間性:思いやりや相手に対する気遣い、優しさなど)

1.都合が悪くなると態度が変わる人

2.自分の非を認めない人

3.思い通りにいかないと不機嫌になる人

4.嫌味を平気で言う人

5.マウントを取る人

6.利益がないと手助けをしない人

7.お世辞ばかりを言う人

8.人によって態度を変える人

【40.50.60代必見】当てはまったらやばい!50代から大器晩成する人の特徴10選【ゆっくり解説】

 

オイル交換

 スバル ステラのオイルを交換した。走行距離18693km。

今まで距離も乗らないし、年1回ぐらいのオイル交換で良いかと思っていたが、短距離の通勤や買い物に利用する場合は「シビアコンディション」に該当することが多いらしいので、半年ぐらいオイル交換した方が良いらしい。

高学歴ビジネスのジレンマ:学力偏差値は商売のセンスとどう関係するのか。【学歴と仕事】

 

たった3時間の睡眠で健康を保てる「ショートスリーパー」の遺伝子が判明

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